第69回 もちもち食感のもち小麦『もち姫』の食パン、ご存じですか
こんにちは、小島正美です。最近、「もち麦」(もち大麦)が健康志向から、人気のようです。では「もち小麦」をご存じでしょうか。小麦なのに、もちもちした食感をもつ独特の小麦です。いくつか種類はありますが、中でも人気なのが、農研機構東北農業研 ...
第68回 「遺伝子組み換えナタネは港で繁殖せず」――安全な話は報道されず
こんにちは、小島正美です。よく「危ない話はニュースになるが、安全な話はニュースにならず」と言われますね。確かにその通りです。農林水産省は7月26日、日本に輸入される遺伝子組み換えセイヨウナタネやダイズの実態調査を公表しました。ですが、 ...
第67回 遺伝子組み換えコチョウランの登場で露呈した北海道の規制条例の“正体”
こんにちは、小島正美です。
鮮やかな青い花弁をつける世界初の遺伝子組み換えコチョウラン「Blue Gene」(ブルージーン、写真は6月27日の石原産業のプレスリリースから)が6月下旬に販売されたのをご存じだろうか。
第66回 地球温暖化原因論争は科学的な事実を争うレベルで勝負してほしい
こんにちは、小島正美です。
通常は食の安全や健康問題などに関する話題を書いていますが、今回は番外編です。温暖化で本当に災害が増えているのか、気候変動の将来予測はどの程度確かなのかをめぐる論争です。この問題に関して、国立環境研究 ...
第65回 週刊誌は、いつから消費者の味方をやめたのか
こんにちは、小島正美です。
消費者庁が3月末、「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」を公表した。その狙いは、消費者に誤認を与える無添加・不使用表示にストップをかけるためだ。言い換えると消費者がだまされないための警告シグ ...
第64回 ゲノム編集食品の普及を阻む要因は本当に“不安解消”なのだろうか?
こんにちは、小島正美です。日経産業新聞(6月10日付)の一面トップにゲノム編集食品に関する記事が大きな扱いで掲載された。ゲノム編集食品は日本が世界の最先端を走るだけに、今後、日本で伸びていくためには何がネック(阻害要因)になるのだろう ...
第63回 ゲノム編集食品に対する記事はなぜ「偏り」が生じやすいのか?
こんにちは、小島正美です。
ゲノム編集食品の開発では、日本が世界の最先端を走るが、気がかりなのは市民団体による反対運動だ。いまゲノム編集フグをめぐって、京都府宮津市が反対運動に揺れている。メディアの報道いかんによっては、国産の ...
第62回 自閉症の増加は、本当に農薬が関係しているのだろうか
こんにちは、小島正美です。農薬と発達障害の関係を疑う主張がネットを中心にけっこう見られます。最近、桐村里紗医師(内科医・産業認定医)が著した「腸と森の『土』を育てる」(光文社新書)を読んでいて、目を疑う文章に出くわしました。
第61回 「ゲノム編集トマト」を通じた社会貢献活動は今後どうなるか
こんにちは、小島正美です。家庭の事情でしばらく休んでいましたが、再開します。今年最初の話題は、これまでにも取り上げてきた「ゲノム編集トマト」です。食のジャーナリストで組織した「食生活ジャーナリストの会」(約150人)は2021年の「食 ...
第60回 福島のトリチウム水問題。動画で語る3つのポイント
こんにちは、小島正美です。今回でようやく60回目を迎えます。それもあって、今回は特別編をお届けします。自己宣伝になってしまいますが、つい最近、私が編著で「みんなで考えるトリチウム水問題~風評と誤解の解決策」(エネルギーフォーラム・12 ...