第40回 国のリスクコミュニケーションに足りないこと(後編)
こんにちは、小島正美です。前回のブログは「記者が自由に書いているように見える記事でも、実は組織(新聞社)の意向に制約されている」という話でした。今回はその続きです。新聞や週刊誌の記事、テレビのニュースに現れる記者のリスク観は、記者個人 ...
第39回 国のリスクコミュニケーションに足りないこと(前編)
こんにちは、小島正美です。前回のブログで「記者のリスク観と、消費者のリスク観は全く異なります」と書いたところ、「もっと解説してほしい」との便りが届きました。そこで、記者がどういうリスク観、世界観でニュースを作っているかを2回にわたって ...
第38回 食品の安全はどう判断されるか――科学的事実よりも重視されること
こんにちは、小島正美です。前回(第37回)の記事に反響があったため、今回はその続編とします。安全に対する考え方は人それぞれなので、だれもが納得する客観的な安全指標(安全基準)は存在しない、というのが前回の話でした。今回は、その具体的な ...
第37回 「食の安全」はなぜ、伝わらないか
こんにちは、小島正美です。しばらく掲載が滞り、申し訳ありません。2月半ばから、「福島第一原発の敷地に増え続ける1000基あまりのタンク水をどう考えるか」というテーマの本の編著に追われていました。ようやく峠を越え、このブログに記事を届け ...
第36回 不正確な報道に対抗する方法(下)――報道された後の対策:メディア情報のファクトチェック
こんにちは、小島正美です。前回は、記事は記者と被取材者との共同作品なんだという話をしましたね。今回のテーマは、記事が出てしまったあと、政府か公的機関がメディア情報をチェックし、公開できないかという問いかけです。
政府:ファクトチ ...
第33回 「ゲノム編集トマト」の魅力をどう伝えるか――もし私が広報プロデューサーだったら(番外編)
こんにちは、小島正美です。今回は、ゲノム編集トマトという新人歌手をいかに売り出すかという仮想実験の番外編です。広報の基本を学ぶ講座も兼ねています。
ママ美 前回のブログでは、昨年12月11日に筑波大学広報室とゲノム編集トマ ...
第30回 「ゲノム編集トマト」はどう報じられたか―新聞によって大違い(後編)
みなさま、あけましておめでとうございます。小島正美です。今回は、ゲノム編集トマトを報じた各社の記事の比較読み(ブログ第29回)の続編です。どの記者も同じ会見を聞いていながら、なぜ、それを伝える記事に微妙な差が生じるのでしょうか。それは ...
第29回 「ゲノム編集トマト」はどう報じられたか――新聞によって大違い(前編)
こんにちは、小島正美です。26回目のブログで「『ゲノム編集トマト』の本当に重要な3つのポイント」を解説しました。その際は、毎日新聞と朝日新聞を取り上げて論じましたが、改めて読売、産経、日本経済、東京、NHKの計7つのメディアの報道を比 ...
第22回 低温調理は食中毒にご注意
こんにちは、小島正美です。きょうは、最近はやりの低温調理について考えます。低温だけに、注意すべきは食中毒。安全に料理を楽しむための温度と時間について考えましょう。
ネット上のレシピは安全性に?なものもママ美 きょうは我が家 ...
第14回 知識ある人ほど「不安なし」
~遺伝子組み換え、ゲノム編集食品調査から分かること
こんにちは。小島正美です。第11回「ゲノム編集食品、どうやって選ぶ?」で、狙った遺伝子を自在に改変できるゲノム編集食品について詳しく紹介しました。きょうは、このゲノム編集食品が、消費者に受け入れられ、市場で流通するかどうかを考えてみ ...