第68回 「遺伝子組み換えナタネは港で繁殖せず」――安全な話は報道されず
こんにちは、小島正美です。よく「危ない話はニュースになるが、安全な話はニュースにならず」と言われますね。確かにその通りです。農林水産省は7月26日、日本に輸入される遺伝子組み換えセイヨウナタネやダイズの実態調査を公表しました。ですが、 ...
第59回 茎わさび製品の自主回収と大量廃棄、繰り返される悲劇に打つ手なし!
こんにちは、小島正美です。どう見ても理不尽な商品の自主回収が行われています。いくら法律違反とはいえ、各企業で働く人たちが汗水たらして製造した食品を、いとも簡単に廃棄処分してよいのでしょうか。
9月に入って、「おむすびころり ...
第55回 セシウムが検出された福島産ハチミツは、危なくない
こんにちは、小島正美です。「感染よりも観戦」(第54回)で「感染リスクよりも大切なものがたくさんある」と述べた通り、東京五輪の熱い戦いは感動を与えてくれますね。そんな中、韓国が選手村で「福島産」を拒否し、独自の給食を用意している光景は ...
第53回 除草剤グリホサートが「世界中で禁止される」は、まちがい
こんにちは、小島正美です。今回は前回に続き、映画「食の安全を守る人々」を紹介したヤフー記事(筆者は作家で歯科医師の一青妙さん)を考えてみます。
映画の冒頭は、2019年5月に東京で行われた「反モンサント・バイエル ...
第52回 ウラ取りなき個人の感想文が、ヤフーの記事として配信される時代の怖さ
こんにちは、小島正美です。メディア報道のおかしな点をファクトチェックする意義が高いことは何度も述べてきましたが、難しいのは、一市民が書いた記事です。その好例を見つけました。山田正彦氏(元国会議員、旧民主党政権で農林水産大臣を経験)がプ ...
第49回 「緑茶は農薬まみれ」の記事に、お茶業界はファクトチェックで対抗すべき
こんにちは、小島正美です。予定を変え、前回に続いて週刊現代の「日本茶は農薬まみれ」(6月5日号)の記事に関して考えてみます。週刊誌の威力はかつてほど強くはないでしょうが、そうはいっても、茶葉やお茶のペットボトル飲料が「農薬まみれ」と書 ...
第48回 緑茶は農薬まみれ? 日本のお茶の農薬残留基準値はゆるい? 週刊現代の記事の問題点
こんにちは、小島正美です。週刊現代(6月5日号)が、「日本茶は農薬まみれ それでも飲みますか?」という過激なタイトルで記事を出しました。緑茶の茶葉やペットボトル飲料には、農薬がたっぷりと含まれているから飲んではいけない、という内容です ...
第47回 緊急続報!大学入学共通テスト・英語の人工甘味料問題 ~あの「赤本」に注釈が入った
こんにちは、小島正美です。今回は、大学入学共通テストの英語の問題で、人工甘味料(もしくは低カロリー甘味料)が危険かのような記述がされて波紋呼んだ、という第41回の記事()の緊急続報です。共通テストの載った「赤本」(教学社)が出版された ...
第46回 食をめぐる市民の対立はなぜ起こるか 米映画「FOOD EVOLUTION」が教えてくれること
こんにちは、小島正美です。本ブログ第41回の記事「人工甘味料は危険? 波紋呼んだ、大学共通テストの英文」で「専門家の意見の相違・対立が、世の中の争いのすべての原因だ」と書きました。ゲノム編集トマトが店に並ばない「バイヤーの壁」の背後に ...
第45回 「放射線照射ジャガイモ」騒動が示す 「バイヤーの壁」が作られる、恐るべき理由
こんにちは、小島正美です。ゲノム編集食品を食べたい人が少なからずいるのに、なぜ店に並ばないのか。その理由のひとつに小売り業に詳しい岩井さんが、「バイヤーの壁」があることを指摘していました(本ブログ第43回記事参照)。では、なぜバイヤー ...