第38回 食品の安全はどう判断されるか――科学的事実よりも重視されること
こんにちは、小島正美です。前回(第37回)の記事に反響があったため、今回はその続編とします。安全に対する考え方は人それぞれなので、だれもが納得する客観的な安全指標(安全基準)は存在しない、というのが前回の話でした。今回は、その具体的な ...
第37回 「食の安全」はなぜ、伝わらないか
こんにちは、小島正美です。しばらく掲載が滞り、申し訳ありません。2月半ばから、「福島第一原発の敷地に増え続ける1000基あまりのタンク水をどう考えるか」というテーマの本の編著に追われていました。ようやく峠を越え、このブログに記事を届け ...
第36回 不正確な報道に対抗する方法(下)――報道された後の対策:メディア情報のファクトチェック
こんにちは、小島正美です。前回は、記事は記者と被取材者との共同作品なんだという話をしましたね。今回のテーマは、記事が出てしまったあと、政府か公的機関がメディア情報をチェックし、公開できないかという問いかけです。
政府:ファクトチ ...
第35回 不正確な報道に対抗する方法(中)――事前の対策:取材を受けた時に実践すべき2つのこと
こんにちは、小島正美です。今回は公的機関のファクトチェックについて話す予定でしたが、「不正確な報道が出ないようにする、事前の対策はないのか」というご質問をいただきました。たしかに、新聞にせよ、週刊誌にせよ、テレビにせよ、記者の取材を受 ...
第34回 不正確な報道に対抗する方法(上)
こんにちは、小島正美です。前回の記事の最後に「メディア報道の間違いをどうチェックするかも、広報の重要な役割です」と書きました。そうしたら、その話を早く書いてほしい、とのリクエストが届きました。
ママ美 そんなお便りが来るとは本 ...
第33回 「ゲノム編集トマト」の魅力をどう伝えるか――もし私が広報プロデューサーだったら(番外編)
こんにちは、小島正美です。今回は、ゲノム編集トマトという新人歌手をいかに売り出すかという仮想実験の番外編です。広報の基本を学ぶ講座も兼ねています。
ママ美 前回のブログでは、昨年12月11日に筑波大学広報室とゲノム編集トマ ...
第30回 「ゲノム編集トマト」はどう報じられたか―新聞によって大違い(後編)
みなさま、あけましておめでとうございます。小島正美です。今回は、ゲノム編集トマトを報じた各社の記事の比較読み(ブログ第29回)の続編です。どの記者も同じ会見を聞いていながら、なぜ、それを伝える記事に微妙な差が生じるのでしょうか。それは ...
第19回 「政権批判」に惑わされず、「必要な科学情報」を探し出そう
こんにちは、小島正美です。きょうは、首相の交代を題材に、リスクコミュニケーションについて考えたいと思います。
ママ美 安倍首相が辞任は、突然でびっくりしちゃったわ。
正美 コロナ禍がいまも続いているせいか、安倍 ...
第10回 人々を怖がらせる情報伝達のテクニック④
「発がん性物質だ」の叫びに屈しないためのメディア・リテラシー
こんにちは。小島正美です。きょうはいよいよ「怖がらせるテクニック」の最終講座となります。テーマは「発がん性」で脅すテクニックです。意外な結末が待っていますから、最後まで読んでくださいね。
ママ美 もう4回目ですか。学校の国 ...