第43回 「食べたい権利」こそ守られていない!? ゲノム編集トマトに見る「バイヤーの壁」
こんにちは、小島正美です。前回のブログでは、国産ゲノム編集作物「シシリアンルージュハイギャバ」が、生鮮食品としてスーパーに並ぶのではなく、保存のきくピューレやジュースといった健康食品の形で、ネットで直接、消費者に販売される見通しである ...
第41回 人工甘味料は危険? 波紋呼んだ、大学共通テストの英文
こんにちは、小島正美です。今回は、人工甘味料(もしくは低カロリー甘味料)の安全性について考えたいと思います。
ママ美 今回は私から質問ですが、市販されている人工甘味料って、体に良くないんですか?
正美 急にどうした ...
第40回 国のリスクコミュニケーションに足りないこと(後編)
こんにちは、小島正美です。前回のブログは「記者が自由に書いているように見える記事でも、実は組織(新聞社)の意向に制約されている」という話でした。今回はその続きです。新聞や週刊誌の記事、テレビのニュースに現れる記者のリスク観は、記者個人 ...
第39回 国のリスクコミュニケーションに足りないこと(前編)
こんにちは、小島正美です。前回のブログで「記者のリスク観と、消費者のリスク観は全く異なります」と書いたところ、「もっと解説してほしい」との便りが届きました。そこで、記者がどういうリスク観、世界観でニュースを作っているかを2回にわたって ...
第38回 食品の安全はどう判断されるか――科学的事実よりも重視されること
こんにちは、小島正美です。前回(第37回)の記事に反響があったため、今回はその続編とします。安全に対する考え方は人それぞれなので、だれもが納得する客観的な安全指標(安全基準)は存在しない、というのが前回の話でした。今回は、その具体的な ...
第37回 「食の安全」はなぜ、伝わらないか
こんにちは、小島正美です。しばらく掲載が滞り、申し訳ありません。2月半ばから、「福島第一原発の敷地に増え続ける1000基あまりのタンク水をどう考えるか」というテーマの本の編著に追われていました。ようやく峠を越え、このブログに記事を届け ...
第36回 不正確な報道に対抗する方法(下)――報道された後の対策:メディア情報のファクトチェック
こんにちは、小島正美です。前回は、記事は記者と被取材者との共同作品なんだという話をしましたね。今回のテーマは、記事が出てしまったあと、政府か公的機関がメディア情報をチェックし、公開できないかという問いかけです。
政府:ファクトチ ...
第35回 不正確な報道に対抗する方法(中)――事前の対策:取材を受けた時に実践すべき2つのこと
こんにちは、小島正美です。今回は公的機関のファクトチェックについて話す予定でしたが、「不正確な報道が出ないようにする、事前の対策はないのか」というご質問をいただきました。たしかに、新聞にせよ、週刊誌にせよ、テレビにせよ、記者の取材を受 ...
第34回 不正確な報道に対抗する方法(上)
こんにちは、小島正美です。前回の記事の最後に「メディア報道の間違いをどうチェックするかも、広報の重要な役割です」と書きました。そうしたら、その話を早く書いてほしい、とのリクエストが届きました。
ママ美 そんなお便りが来るとは本 ...
第33回 「ゲノム編集トマト」の魅力をどう伝えるか――もし私が広報プロデューサーだったら(番外編)
こんにちは、小島正美です。今回は、ゲノム編集トマトという新人歌手をいかに売り出すかという仮想実験の番外編です。広報の基本を学ぶ講座も兼ねています。
ママ美 前回のブログでは、昨年12月11日に筑波大学広報室とゲノム編集トマ ...