第46回 食をめぐる市民の対立はなぜ起こるか 米映画「FOOD EVOLUTION」が教えてくれること
こんにちは、小島正美です。本ブログ第41回の記事「人工甘味料は危険? 波紋呼んだ、大学共通テストの英文」で「専門家の意見の相違・対立が、世の中の争いのすべての原因だ」と書きました。ゲノム編集トマトが店に並ばない「バイヤーの壁」の背後に ...
第45回 「放射線照射ジャガイモ」騒動が示す 「バイヤーの壁」が作られる、恐るべき理由
こんにちは、小島正美です。ゲノム編集食品を食べたい人が少なからずいるのに、なぜ店に並ばないのか。その理由のひとつに小売り業に詳しい岩井さんが、「バイヤーの壁」があることを指摘していました(本ブログ第43回記事参照)。では、なぜバイヤー ...
第43回 「食べたい権利」こそ守られていない!? ゲノム編集トマトに見る「バイヤーの壁」
こんにちは、小島正美です。前回のブログでは、国産ゲノム編集作物「シシリアンルージュハイギャバ」が、生鮮食品としてスーパーに並ぶのではなく、保存のきくピューレやジュースといった健康食品の形で、ネットで直接、消費者に販売される見通しである ...
第41回 人工甘味料は危険? 波紋呼んだ、大学共通テストの英文
こんにちは、小島正美です。今回は、人工甘味料(もしくは低カロリー甘味料)の安全性について考えたいと思います。
ママ美 今回は私から質問ですが、市販されている人工甘味料って、体に良くないんですか?
正美 急にどうした ...
第40回 国のリスクコミュニケーションに足りないこと(後編)
こんにちは、小島正美です。前回のブログは「記者が自由に書いているように見える記事でも、実は組織(新聞社)の意向に制約されている」という話でした。今回はその続きです。新聞や週刊誌の記事、テレビのニュースに現れる記者のリスク観は、記者個人 ...
第39回 国のリスクコミュニケーションに足りないこと(前編)
こんにちは、小島正美です。前回のブログで「記者のリスク観と、消費者のリスク観は全く異なります」と書いたところ、「もっと解説してほしい」との便りが届きました。そこで、記者がどういうリスク観、世界観でニュースを作っているかを2回にわたって ...
第38回 食品の安全はどう判断されるか――科学的事実よりも重視されること
こんにちは、小島正美です。前回(第37回)の記事に反響があったため、今回はその続編とします。安全に対する考え方は人それぞれなので、だれもが納得する客観的な安全指標(安全基準)は存在しない、というのが前回の話でした。今回は、その具体的な ...
第37回 「食の安全」はなぜ、伝わらないか
こんにちは、小島正美です。しばらく掲載が滞り、申し訳ありません。2月半ばから、「福島第一原発の敷地に増え続ける1000基あまりのタンク水をどう考えるか」というテーマの本の編著に追われていました。ようやく峠を越え、このブログに記事を届け ...
第36回 不正確な報道に対抗する方法(下)――報道された後の対策:メディア情報のファクトチェック
こんにちは、小島正美です。前回は、記事は記者と被取材者との共同作品なんだという話をしましたね。今回のテーマは、記事が出てしまったあと、政府か公的機関がメディア情報をチェックし、公開できないかという問いかけです。
政府:ファクトチ ...
第35回 不正確な報道に対抗する方法(中)――事前の対策:取材を受けた時に実践すべき2つのこと
こんにちは、小島正美です。今回は公的機関のファクトチェックについて話す予定でしたが、「不正確な報道が出ないようにする、事前の対策はないのか」というご質問をいただきました。たしかに、新聞にせよ、週刊誌にせよ、テレビにせよ、記者の取材を受 ...