第51回 ゲノム編集トマトに関する 朝日新聞の ”ざんねんな誤報”
こんにちは、小島正美です。筑波大学発のベンチャー企業「サナテックシード」 (東京)が5月から無料でゲノム編集トマト「シシリアンルー ジュハイギャバ」の苗を配布しました。ちょうど今ごろ、5000人のモニターのベランダや畑で1~2センチの ...
第47回 緊急続報!大学入学共通テスト・英語の人工甘味料問題 ~あの「赤本」に注釈が入った
こんにちは、小島正美です。今回は、大学入学共通テストの英語の問題で、人工甘味料(もしくは低カロリー甘味料)が危険かのような記述がされて波紋呼んだ、という第41回の記事()の緊急続報です。共通テストの載った「赤本」(教学社)が出版された ...
第46回 食をめぐる市民の対立はなぜ起こるか 米映画「FOOD EVOLUTION」が教えてくれること
こんにちは、小島正美です。本ブログ第41回の記事「人工甘味料は危険? 波紋呼んだ、大学共通テストの英文」で「専門家の意見の相違・対立が、世の中の争いのすべての原因だ」と書きました。ゲノム編集トマトが店に並ばない「バイヤーの壁」の背後に ...
第45回 「放射線照射ジャガイモ」騒動が示す 「バイヤーの壁」が作られる、恐るべき理由
こんにちは、小島正美です。ゲノム編集食品を食べたい人が少なからずいるのに、なぜ店に並ばないのか。その理由のひとつに小売り業に詳しい岩井さんが、「バイヤーの壁」があることを指摘していました(本ブログ第43回記事参照)。では、なぜバイヤー ...
第44回 ゲノム編集ジャガイモ、市場化へ前進 野外栽培実験がスタート
こんにちは、小島正美です。前回(43回)のブログで「ゲノム編集食品や遺伝子組み換え食品では、『バイヤーの壁』によって、表示制度を整えることでは、食べたい人の選択の権利は保障されない」との話をしました。今回は、これに関連し、国産ゲノム編 ...
第43回 「食べたい権利」こそ守られていない!? ゲノム編集トマトに見る「バイヤーの壁」
こんにちは、小島正美です。前回のブログでは、国産ゲノム編集作物「シシリアンルージュハイギャバ」が、生鮮食品としてスーパーに並ぶのではなく、保存のきくピューレやジュースといった健康食品の形で、ネットで直接、消費者に販売される見通しである ...
第42回 ゲノム編集トマトが、なんと「健康食品」に!
スーパーに並ばず、ネット販売でデビュー
こんにちは、小島正美です。世界初のゲノム編集トマトが、なんと、「健康食品」として、しかもインターネットで販売されることが確実になりました。今年度末までには日本のスーパーで販売されるだろう、と思っていた私の予想は見事にハズレました。今回 ...
第40回 国のリスクコミュニケーションに足りないこと(後編)
こんにちは、小島正美です。前回のブログは「記者が自由に書いているように見える記事でも、実は組織(新聞社)の意向に制約されている」という話でした。今回はその続きです。新聞や週刊誌の記事、テレビのニュースに現れる記者のリスク観は、記者個人 ...
第39回 国のリスクコミュニケーションに足りないこと(前編)
こんにちは、小島正美です。前回のブログで「記者のリスク観と、消費者のリスク観は全く異なります」と書いたところ、「もっと解説してほしい」との便りが届きました。そこで、記者がどういうリスク観、世界観でニュースを作っているかを2回にわたって ...
第38回 食品の安全はどう判断されるか――科学的事実よりも重視されること
こんにちは、小島正美です。前回(第37回)の記事に反響があったため、今回はその続編とします。安全に対する考え方は人それぞれなので、だれもが納得する客観的な安全指標(安全基準)は存在しない、というのが前回の話でした。今回は、その具体的な ...